こんにちは。ギタリストの鈴木健治@kenjisuzuki_です。
今回の「ギター宅録のススメ」では、音質補正から積極的なサウンドメイクまで、
多くの場面で使われるイコライザー、略してEQ のオススメセッティングを紹介します。
専門のエンジニア的な観点ではなく、
宅録ギタリスト的にDAW上で「太くしたい」「抜けを良くしたい」、、、
なんて時にサクッと素早く使える便利な設定のアイデアですので、是非音作りの参考にしてみて下さいね!
それから、これから書くEQのポイントは宅録に限らず、ギターのサウンドメイク全般にも応用出来ますよ。
EQでいじる周波数ポイント
イコライザーのどの帯域をいじるのか迷ってしまう事があるかもしれません。
ここではサクッと素早くなので、EQポイントはザックリと9つに絞ります。
各周波数の雰囲気も書いてみましょう。
私的な解釈ですが、エレキギターのサウンド的には概ねこんな感じかと思います。
DAW上には必ずEQプラグインは付いてますので、視覚的にも確認出来ますね。
プラグインのGUIに「腰」「痛」とかの表示出たら面白いね
画像はに付属のfrequency。 周波数ポイントが鍵盤上どの音かが確認出来て便利ですよ。
ペダル派な方はボードにグライコを入れとくのもアリ。
MXRのグライコなら周波数設定もバッチリでオススメ。
【レビューを書いて次回送料無料クーポンGET】MXR M108S 10 Band Graphic EQ エフェクター [直輸入品]【新品】【RCP】
EQでギターの音を太くしたい。
これは1番多いケースかもしれません。
音を太くする要素は沢山ありますし、
そもそも 「EQで太くするとか邪道」という声が聞こえなくも無いですが、
ここでは気にせず進めます 笑!。更に音の抜けを良くするポイントも解説します。
1.歪んだパワーコードにオススメ。
基本スタイル。 500Hz -2、250Hz +2、100Hz +3
これを試して、低域が重くなり過ぎた感じがしたら、100Hz以下を少しずつカットしましょう。
ブリッジミュートの音がブンブン言いすぎな時も100以下カットは有効です。
で、更にピッキングのアタックを強調させたい時に、4KHzを適量アップ。
ザクっとした抜けは8KHzもしくはそれより上を適量アップ。
元の音ありきなのでこれで絶対とは言い切れませんが、この基本スタイルは意識して良いかと。
あ、元々太くてバッチリな音ならEQ は必要なしですよ!
2.歪んだソロにオススメ
基本スタイル。100Hzより下-5、8KHzより上+3
まずはこれでロースッキリして、ハイがサラッとします。
その後はAからIのキーワードを元にサッと大胆にEQしましょう。
ここでポイントがあって、元の音に対してEQの効き方を理解する意味でも、
少し大胆なブースト、カットを試して、後に微調整するのが良いでしょう。
更に鈴木式カスタムスタイル。
ソロの抜けを良くして、耳障りなキンキンとしたところを目立たなくするには、
100Hz、250Hzを少しずつカットした後に、8KHzアップ、4KHz少しカット、2KHz少しアップ。
もしくは、4KHzはいじらず、2KHz大きめにカット。これもありですね。
パライコで細かく設定出来る場合は2KHzのQを狭めにして大きくカットするのも良いです。
2KHzと4KHzは抜けとキンキンとした音の共通ポイントなので丁寧なEQを。
EQに頼り過ぎない音作りも
パライコやグライコなどは、ギターアンプのベース、ミドル、トレブルと違い、分かりやすくしっかり効くのは良いところでもあるのですが、
極端なイコライジングは逆に音が抜けて来なかったり、ノイズが増えたり、バランスが悪くなってしまう事もあるんです。
まぁ何でもそうですが、掛けすぎには注意して、ギターアンプやギター本体で基本の音作りをして、
更に追い込みたいところを外部のイコライザーでいじるのがベストかと。
とは言え、物は使いようですからね!上手に扱えれば良いかと思います!
まとめ

ミュージシャンがサクッと気軽にEQ 出来るポイントについて書いてみました。
特にEQでいじる周波数のイメージは、意外と紹介されていないけど、
鉄板テンプレート的なポイントかと思いますので、
是非音作りの参考にしてみてくださいね。
お知らせ ギターレッスン始めました。
ここまで書いてアレですが、こんな記事もどうぞ。
-
-
イコライザーに頼らないギターの音作り
こんにちは。ギタリストの鈴木@kenjisuzuki_です。 つい最近イコライザー設定のテンプレ記事なんて書いといてアレですが ...